広色域印刷
最終更新日:2010-11-01
広色域印刷とは、紙面への印刷色をCMYKからRGBの再現、つまり元来デジタルデータが持つ色に近い色を印刷で再現しようという技術です。
RGBで再現された色域を印刷するにはRGBデータをCMYKに変換する必要があります。
しかし、表現できる色の空間が根本的に異なるため、RGBで表現されている色をCMYKの再現可能な色空間に押し込む作業が必要になります。これをガモットマッピングと呼びます。
再現できる色の範囲の位置づけを割り当てる、という意味合いを持ちます。
モニタ上で見る色は光の3原色(RGB)によって表されています。一方で普段私たちが見ている色は色の3原色(CMY)で表されています。
光はRGBの割合で様々な色を作り出せますが、印刷された色というのは光からの反射色でしか色を作り出せません。
光が表現する色領域と、反射色であるCMYの色領域では、CMYのほうが表現できる色が少なくなるので、強制的に色変換をするという作業が必要になってくるのです。
モニター上で見たままのRGBカラーをそのまま紙の上で表現したい、そのような製作会社やデザイナーの希望に応えるには、印刷機の品質管理を基盤にしたカラーマネージメントシステムやRGBワークフローの確立が必須となります。
現在では各インキメーカーが試行錯誤し、東洋インキ製造(株)開発のKaleidoをはじめ、ハイデルベルグ社のワイドカラー、DICグラフィックス(株)のシックスカラーシステムや湧水、Pantone社のヘキサクロームなど、広色域印刷に向けての技術革新が進んでいます。
プロセス4色印刷では表現しきれない、このようなプラスαの技術は、高品質で高付加価値印刷を目指す印刷会社にとっては非常に有効な手立てとなっています。
