自社メディア×コンテンツマーケティング!リピーターを増やす実践法
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こんにちは!太成二葉産業の広報販促室です。
突然ですが、「もっと売上を伸ばしたい」「リピーターを増やしたい」と考えていませんか?新規顧客を獲得するのも大切ですが、今いるお客様をファンにすることが、売上アップの近道です。
そこでおすすめなのが、自社メディアを活用したコンテンツマーケティング。役立つ情報を発信し、顧客との関係を深めることで、価格競争に巻き込まれずに安定した売上を確保できます。
本記事では、ロイヤルカスタマーを増やすための戦略や成功事例をご紹介します。最後まで読むことで、ファンを増やし、売上を伸ばすヒントがきっと見つかるはずです!
1.ロイヤルカスタマーの重要性
1-1.価格競争から抜け出すには
価格競争に巻き込まれると、利益がどんどん減り、企業の成長が難しくなります。価格ではなく「価値」で勝負することが重要です。
安さを求めるお客様は、より安い競合が現れるとすぐに離れてしまいます。そこで鍵になるのが「ロイヤルカスタマー」です。商品やサービスを気に入り、リピートしてくれるお客様が増えれば、無理に値下げをしなくても安定した売上が見込めます。
たとえば、化粧品業界ではブランドの世界観やストーリーを発信し、共感を生むことでファンを増やす戦略が主流です。単に安いから買うのではなく、「このブランドだから使いたい」と思ってもらうことが大切です。
価格競争から抜け出すには、お客様に価値を感じてもらい、信頼関係を築くことが不可欠です。ロイヤルカスタマーを増やすことで、企業の安定した成長につながります。
1-2.2:8の法則と売上の関係
売上の大部分を支えているのは、一部の熱心なお客様です。これは「2:8の法則(パレートの法則)」と呼ばれ、「2割の顧客が、売上の8割を生み出している」とされています。
この法則を意識すると、新規顧客の獲得よりも既存顧客を大切にする方が、効率よく売上を伸ばせることがわかります。特に、リピート率が高いお客様に対して、特別な情報や限定サービスを提供することで、さらに購買意欲が高まります。
例えば、サブスクリプション型のサービスでは、長期会員向けに特典を用意し、解約を防ぐ工夫がされています。印刷業界でも、定期的に新しい技術や活用事例を紹介し、継続的に価値を提供することが大切です。
売上を安定させるには、「一度買って終わり」ではなく、継続的な関係を築くことが重要です。ロイヤルカスタマーを増やすことで、競争に左右されない強いビジネスが実現できます。
2.自社メディアの活用方法
2-1.購買プロセスを理解する
商品やサービスを購入するまでの流れを把握することが、自社メディアの運用を成功させる第一歩です。多くの顧客は「知る→興味を持つ→比較する→購入する」という段階を踏みます。
認知の段階では、企業のWebサイトやSNSが重要な役割を果たします。検索で情報を見つけた際に、魅力的なコンテンツがあると、より詳しく知ろうとする人が増えます。比較検討の段階では、実績や口コミ、FAQなどの情報が求められます。購入を決める瞬間には、限定オファーやキャンペーンが後押しします。
この流れを考慮すると、単に商品を紹介するだけでなく、各ステップで求められる情報を適切なタイミングで発信することが大切です。購買プロセスを理解し、顧客が次の行動に進みやすい仕組みを整えることで、自社メディアの効果が高まります。
2-2.有益な情報の発信が鍵
自社メディアを活用するには、読者にとって価値のある情報を提供し続けることが欠かせません。一方的な宣伝ではなく、顧客が知りたいことや役立つ情報を発信することで、自然と信頼関係が生まれます。
購買の決め手となるのは、製品の特長だけではありません。活用事例や成功事例、専門的な知識をわかりやすく解説する記事があると、顧客の理解が深まります。業界ニュースやトレンドも組み合わせることで、さらに関心を引きやすくなります。
情報を発信する際は、わかりやすさと継続性が重要です。読み手の視点に立ち、難しい言葉を避けながら伝えることで、多くの人に届きやすくなります。有益な情報を提供し続けることで、ロイヤルカスタマーの育成につながり、売上の安定化にも貢献します。
3.トリプルメディアとは
3-1.オウンド・アーンド・ペイド
企業がマーケティングを行う際、メディアの使い方を理解することは欠かせません。特に重要なのが「オウンドメディア」「アーンドメディア」「ペイドメディア」の3つです。
オウンドメディアは、自社が管理・運営するWebサイトやブログ、パンフレットなどです。情報を自由に発信でき、ブランドの世界観を作りやすいという強みがあります。
アーンドメディアは、口コミやSNS、レビューサイトなど、第三者の発信によって得られるメディアです。消費者のリアルな声が影響力を持ち、信頼感を高める要素になります。
ペイドメディアは、広告枠を購入して展開するものです。検索広告、ディスプレイ広告、テレビCMなどが該当し、短期間で多くの人にリーチできます。
これらを組み合わせて活用することで、ターゲットに最適な情報を届けやすくなります。自社の目的や顧客層に応じて、どのメディアをどのように活用するかを考えることが重要です。
3-2.中小企業の最適な活用法
大手企業と比べると、中小企業は広告予算や人的リソースが限られています。そのため、コストを抑えつつ効果を最大化できるメディア戦略が求められます。
オウンドメディアは、低コストで運用できるため、情報発信の中心として活用しやすいメディアです。業界の最新情報や、商品・サービスの活用事例を掲載することで、顧客の関心を引きやすくなります。
アーンドメディアは、SNSの活用が有効です。特に、InstagramやX(旧Twitter)は拡散力が高く、ユーザーと直接コミュニケーションを取ることができます。口コミやレビューを促進することで、ブランドの信頼性を高められます。
ペイドメディアは、リーチを広げるための手段として適しています。特に、リスティング広告やSNS広告は、ターゲットを細かく設定できるため、効率よく見込み客にアプローチできます。
この3つをバランスよく使うことで、認知拡大からファンの獲得、ロイヤルカスタマーの育成まで、一貫したマーケティングが可能になります。
4.成功するコンテンツ戦略
4-1.自社メディアの立ち上げ方
自社メディアを成功させるには、目的を明確にし、継続的に運営できる体制を整えることが重要です。
まずは、ターゲットを明確にします。どのような顧客に向けて情報を発信するのかを決め、それに合ったコンテンツを企画します。専門的な情報が求められるBtoB向けなら業界ニュースや活用事例、BtoC向けなら生活に役立つ情報や商品の使い方が有効です。
次に、発信の頻度を決めます。一度だけ更新して終わるのではなく、定期的に新しい情報を提供することで、読者の関心を維持できます。週に1回のブログ更新や、月に1回のニュースレター配信など、無理なく継続できるペースを決めると運営しやすくなります。
運用をスムーズにするには、コンテンツ制作の流れを仕組み化することも大切です。記事作成の担当者を決めたり、執筆スケジュールを作成したりすることで、情報発信が滞ることを防げます。
自社メディアは、短期間で効果が出るものではなく、積み重ねが重要です。小さく始めて、徐々に改善しながら成長させることが成功の鍵となります。
4-2.ソーシャルメディアの活用
ソーシャルメディアを活用すると、より多くの人に自社の情報を届け、顧客との関係を深めることができます。
まずは、ターゲットに合ったプラットフォームを選びます。X(旧Twitter)は情報の拡散力が高く、Instagramは視覚的に魅力を伝えやすいという特徴があります。BtoBなら、LinkedInやFacebookも有効です。
投稿する内容は、商品やサービスの紹介だけでなく、顧客に役立つ情報や業界トレンドを交えることが大切です。役立つ情報が多いほど、フォロワーが増えやすくなります。また、投稿に対してコメントやリアクションがあった場合は、積極的に返信し、コミュニケーションを深めることで、ブランドへの愛着を高めることができます。
一方で、ソーシャルメディアは即時性が求められるため、運用ルールを決めておくことも重要です。不適切な発言や炎上リスクを防ぐために、投稿のチェック体制を整えると安心です。
自社メディアとソーシャルメディアを連携させることで、認知度向上から信頼獲得、購買意欲の向上まで、一貫したマーケティングを展開できます。
5.太成二葉の事例紹介
5-1.自社サイトのリニューアル
太成二葉産業は、時代の変化に対応しながら、自社サイトを複数回リニューアルしてきました。単なる会社紹介や印刷技術の説明にとどまらず、顧客にとって役立つ情報を提供するサイトへ進化させています。
以前のサイトは、主に印刷会社向けに「どんな加工ができるか」を伝える内容が中心でした。しかし、印刷業界の変化に伴い、企業のマーケティング担当者やクリエイターが直接利用するケースも増えています。そのため、セールスプロモーションの視点を強化し、印刷加工だけでなく、販促施策全体を支援するコンテンツを充実させました。
具体的には、成功事例の掲載や、新しい印刷技術を紹介するブログの更新を定期的に行い、顧客がサイトを訪れるたびに新しい発見があるような仕組みを構築しました。また、デザインもユーザー目線で見直し、見やすく、直感的に操作できるよう改善しました。
サイトのリニューアルによって、問い合わせ数が増え、新規顧客との接点が拡大しました。自社メディアの価値を高めることで、ロイヤルカスタマーの育成にもつながっています。
5-2.DMと情報誌の活用事例
自社メディアを活用する方法は、Webサイトだけではありません。太成二葉産業では、「TIMS-DM」や「太成二葉通信」といった紙媒体も積極的に活用し、顧客との接点を広げています。 ※2025年現在休止中
「TIMS-DM」は、印刷加工の技術を実際に体感してもらうことを目的としたダイレクトメールです。美しいデザインや特殊加工を施したDMを定期的に送付し、印刷の可能性を感じてもらう仕組みを作っています。ただの案内ではなく、「レシピ」として印刷技術の解説も加え、クリエイティブの参考になるよう工夫しています。
また、「太成二葉通信」は、販促担当者向けの情報誌として、販売促進のトレンドや活用事例を発信しています。単なる商品紹介ではなく、顧客の課題解決につながる情報を届けることで、継続的な関係を築くことを目的としています。
紙媒体は、デジタルと違い手元に残りやすく、「気になったときにすぐ見返せる」という強みがあります。DMや情報誌を活用することで、顧客の記憶に残り、継続的なコミュニケーションが可能になります。
デジタルと紙の両方を活用することで、より深い顧客関係を築くことができるのです。
6.ARを活用した新戦略
6-1.印刷×デジタルの融合
印刷物だけでは伝えきれない情報を届ける手段として、「AR(拡張現実)」を活用したマーケティングが注目されています。 印刷とデジタルを組み合わせることで、新しい顧客体験を提供し、商品の魅力をより深く伝えることが可能になります。
従来の印刷物は、視覚的な情報を中心に伝えるツールでした。しかし、AR技術を活用すると、スマートフォンをかざすだけで、動画や音声、3Dコンテンツを表示させることができます。パンフレットやカタログにARを組み込めば、静止画では伝えにくい使用シーンや製品の動き、企業のストーリーを直感的に伝えられます。
この手法は、特に販促ツールや店頭プロモーション、イベントなどで効果を発揮します。例えば、展示会で配布するカタログにARを仕込めば、ブースに来られなかった人にも製品のデモ動画を届けることができます。店舗では、商品パッケージにARを組み込むことで、ブランドの世界観や開発ストーリーを顧客に伝えることが可能です。
印刷とデジタルを融合することで、紙媒体の価値を高めながら、オンラインでの接点を増やすことができるのです。
6-2.COCOARの活用方法
AR技術を活用するには、「COCOAR(ココアル)」というアプリが便利です。COCOARは、専用のアプリをインストールしたスマートフォンを使い、印刷物にかざすだけで、動画や画像を表示させることができるサービスです。
このシステムの強みは、簡単な設定で導入できることです。特別な開発が不要で、既存の印刷物にQRコードや専用のARマーカーを組み込むだけで運用が可能です。そのため、初めてARを活用する企業でも、低コストで導入しやすいのが魅力です。
COCOARを活用すると、パンフレットやカタログ、パッケージなどの印刷物を「体験型コンテンツ」に変えることができます。 例えば、不動産業界では、間取り図を読み取ると室内の360°ビューが表示される仕組みが導入されています。食品業界では、パッケージにARを埋め込み、レシピ動画を再生する施策も増えています。
太成二葉産業では、印刷とCOCOARを組み合わせたARプロモーションを提供しています。これにより、紙媒体の可能性を広げ、顧客により深い情報や魅力を届けることが可能になります。デジタル技術を活用し、印刷物を単なる「静的な情報」から「動的な体験」へ進化させることで、企業のマーケティング活動をさらに強化できます。
7.まとめ
7-1.ファン作りの基本とは
ロイヤルカスタマーを増やすためには、単に商品を販売するのではなく、企業の価値やストーリーを伝えることが大切です。価格競争ではなく、「この会社の商品だから買いたい」「ここのサービスを使いたい」と思ってもらうことが、ファン作りの第一歩になります。
ファンを増やすには、継続的な情報発信が欠かせません。 商品の魅力だけでなく、業界のトレンドや役立つノウハウなど、顧客にとって価値のあるコンテンツを提供することが重要です。自社メディアやSNSを活用し、顧客とコミュニケーションを取りながら関係を深めていきましょう。
また、「共感」を生むことがファン作りには不可欠です。企業のビジョンやこだわり、社員の想いを発信することで、顧客が「このブランドを応援したい」と感じるようになります。企業の姿勢が伝わることで、他社ではなく自社を選んでもらえるようになるのです。
ファン作りは短期間では実現しません。継続的な取り組みが、ブランド価値を高め、ロイヤルカスタマーの増加につながります。
7-2.長期的な関係を築くコツ
ファンになった顧客との関係を維持し、長期的に繋がるためには、適切なコミュニケーションの仕組みを作ることが重要です。
まず、「一度購入したら終わり」ではなく、その後のフォローが鍵になります。 購入後のアフターフォローや、お得な情報の提供、限定イベントの案内などを通じて、顧客と定期的に接点を持つことが大切です。特に、メルマガやDMなどの定期的な発信は、長期的な関係を築く上で効果的です。
次に、顧客の声をしっかり拾い、反映することも欠かせません。 SNSのコメントやアンケート、口コミなどを活用し、商品やサービスの改善に活かすことで、顧客の信頼が高まります。実際にフィードバックが反映されると、顧客は「この会社は自分たちの意見を大切にしてくれている」と感じ、より強いロイヤルティを持つようになります。
また、特別感を提供することも、長期的な関係構築には有効です。会員限定の特典や、長年の利用者向けのサービスを提供することで、他社への乗り換えを防ぎ、継続的な利用を促すことができます。
一度築いた関係を大切にし、信頼を積み重ねることで、ファンは自然と増えていきます。 長期的な視点で顧客との関係を育むことが、安定した売上と企業の成長につながるのです。
8.自社メディアを活用し、ロイヤルカスタマーを増やす
企業の成長には、新規顧客の獲得だけでなく、既存顧客との関係を深め、ロイヤルカスタマーを増やすことが欠かせません。 価格競争から抜け出し、安定した売上を確保するためには、自社メディアを活用したコンテンツマーケティングが効果的です。
特に、購買プロセスを理解し、ターゲットに適した情報を発信することが重要です。自社メディアとSNSを組み合わせることで、認知拡大から信頼構築、購買促進まで、一貫したマーケティングが可能になります。また、AR技術を活用することで、印刷物とデジタルを融合し、より深い顧客体験を提供できます。
ロイヤルカスタマーを増やすためのポイント
● 格競争ではなく「価値」を伝える● 2:8の法則を意識し、既存顧客を大切にする
● 購買プロセスを考慮し、適切な情報を発信する
● オウンド・アーンド・ペイドメディアを活用する
● 自社メディアのコンテンツを継続的に更新する
● SNSでの双方向コミュニケーションを強化する
● COCOARなどのAR技術を活用し、印刷物とデジタルを連携する
● ファンとの長期的な関係を築くための施策を実施する
自社メディアを上手に活用し、顧客との接点を増やしながら、信頼関係を深めることが、継続的な売上アップにつながります。

最後までお読みいただきありがとうございます。次回もよろしくお願いいたします。
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