フレキソ印刷の種類と特徴を解説!環境に優しい加工技術とは?

こんにちは。太成二葉産業の広報販促室です。
この記事をご覧いただき、ありがとうございます。
印刷業界に携わる方、パッケージやプロモーションに関心のある方に向けて、今回は環境配慮と高品質を両立する印刷技術として注目される「フレキソ印刷」について分かりやすくご紹介します。
「環境に優しい印刷って本当に実用的なの?」「どんな製品に適しているの?」「特殊な加工もできるの?」そんな疑問をお持ちの方は、ぜひ最後までお読みください。
太成二葉産業では、70年以上の印刷実績と特殊加工のノウハウを活かし、企業のブランディングや販促物に最適なソリューションをご提案しています。
この記事では、フレキソ印刷の特徴や加工事例、環境への取り組み、自社製品への応用などを実際の製品写真や実績に基づいてご紹介します。
あなたのものづくりに役立つヒントが、きっと見つかるはずです。
1. フレキソ印刷とは?
フレキソ印刷とは、水性・UVインキを使用する環境対応型印刷方式で、ゴムや樹脂など柔軟な素材で作られた版を用いる凸版印刷の一種です。従来の印刷方式に比べて、さまざまな素材に印刷できる柔軟性と、環境負荷の低減が大きな特長です。
欧米では環境規制の厳格化に伴い、フレキソ印刷の採用が進んでおり、日本でも持続可能なパッケージづくりのニーズから注目が高まっています。
太成二葉産業株式会社では、長年培ってきた特殊印刷技術を活かし、フレキソ印刷による高品質かつサステナブルなパッケージ提案を行っています。
食品、化粧品、日用品など、多様な製品分野で実績があり、「印刷品質」と「環境配慮」の両立を目指す企業に選ばれています。
1-1. 印刷方式の仕組み
フレキソ印刷は、シンプルな工程で高い印刷再現性を実現できる印刷方式です。主に「フレキソ版(柔らかい凸版)」と「アニロックスロール(彫刻されたインキ供給ロール)」を使用し、インキを均一に版へ転写、その後素材へ印刷します。
中でもアニロックスロールの精度が品質の鍵を握っており、薄くムラのないインキ膜を形成することで、フィルムや紙、段ボールといった素材に対しても安定した表現が可能になります。
また、フレキソ版の柔軟性により、表面が凹凸のある素材や柔らかい原反(不織布・レーヨン紙など)にも対応できる点が大きな利点です。これにより、幅広いパッケージ素材への印刷が可能になり、食品や医薬品、化粧品のパッケージなど、さまざまな業界で活用されています。
1-2. 特徴とメリット
フレキソ印刷の最大の魅力は、環境配慮と印刷品質の両立が可能な点にあります。主に「水性インキ」や「UVインキ」を使用することで、VOC(揮発性有機化合物)の排出を抑制し、クリーンな印刷環境を実現しています。これにより、サステナブルな印刷技術として国内外から注目を集めています。
また、小ロットから大ロットまで対応可能な柔軟性と、高い印刷精度も大きな強みです。例えば、段ボールやフィルム、布など、素材の特性に合わせた最適な印刷が可能で、コスト面でも優れたパフォーマンスを発揮します。
さらに、表現力の高さも特長の一つ。食品パッケージに求められる鮮やかな色彩や、化粧品のパッケージに必要な高級感ある仕上がりにも対応できます。このように、フレキソ印刷は「美しさ」「機能性」「環境配慮」を兼ね備えた印刷方式として、幅広い業界で支持されています。
2. 加工事例のご紹介
多様な素材と表現に対応できるのが、フレキソ印刷の最大の強みです。太成二葉産業では、クラフト紙やフィルムなどの特殊素材に対しても、安定した品質で印刷を実現してきました。加えて、環境配慮と高機能性を両立する加工技術の開発にも注力しています。
この章では、具体的な加工例として「クラフト紙印刷」「フィルム印刷」「アルミ転写」「モルフォロ加工」の4つを取り上げ、それぞれの特長とメリットを詳しくご紹介します。素材やデザインに適した加工方法を知ることで、製品開発やパッケージデザインのヒントにもなるはずです。
2-1. クラフト紙印刷
クラフト紙印刷は、自然な風合いと高い耐久性を活かした環境に優しい印刷方式です。主原料である長繊維パルプの強度により、リサイクル性と実用性を兼ね備えた素材として人気が高まっています。
特に、ナチュラルであたたかみのある質感がブランドイメージと調和しやすく、エシカル消費を意識した商品との相性も抜群です。化粧品や食品のパッケージでは、クラフト紙の持つ独特のテクスチャーを活かすことで、商品そのものの価値を高める演出が可能になります。
また、フレキソ印刷によるクラフト紙への加工は、インキの均一な転写を実現できるため、視認性・再現性の高い印刷が可能。ブランド性と機能性を両立したパッケージに仕上げることができます。
2-2. フィルム印刷
フィルム印刷は、柔軟で繊細な素材にも対応できる点が最大の魅力です。フレキソ印刷は軽い印圧で印刷が可能なため、不織布や和紙、レーヨン紙といったデリケートな素材にも対応。従来の印刷技術では難しかった原反でも、高精細な仕上がりが得られます。
また、フィルム素材の持つ透明性を活かしたデザインは、パッケージの中身を直接見せる演出が可能です。たとえば、洗剤や化粧品などでは中身そのものの魅力を視覚的にアピールでき、購買意欲を高める効果が期待されます。
さらに、素材の薄さや軽さにより、輸送コストの削減や省資源化にも貢献。環境配慮とコストパフォーマンスの両立が求められる現代において、フィルム印刷は非常に有効な選択肢です。
2-3. アルミ転写
アルミ転写は、光沢感と遮光性を同時に実現する高度な加工技術です。特殊なアルミ層をパッケージ表面に転写することで、鏡面のような反射効果と、外部光を遮る性能を併せ持つ仕上がりが可能になります。
この加工は、高級感を演出したいパッケージに特に有効で、化粧品やプレミアム食品、健康補助食品などで多く採用されています。たとえば、中身の品質を守りながら、店頭での視認性を高めたいというニーズに対して、アルミ転写は非常に効果的な選択肢です。
さらに、熱や圧を加えることなく仕上げられるため、フィルムなどの熱に弱い素材にも加工できる点もメリットです。見た目の美しさと機能性を兼ね備えたアルミ転写は、ブランドの価値を高める強力な武器となります。
2-4. モルフォロ加工
モルフォロ加工は、光の反射によって明度や色調が変化する独特の視覚効果を持つ特殊印刷技術です。光の角度によってキラリと変化する表情が生まれ、見る人の目を引く印象的な仕上がりになります。
特に、アテンションシールやPOPなど、商品棚での存在感を求められるパッケージやツールに適しています。たとえば、子ども向け商品のキャラクターシールでは、光の動きとともに楽しさや遊び心を演出できる点が魅力です。
この加工は、シンプルなデザインでも高い訴求力を持たせたい場合に効果を発揮します。素材やデザインに応じて輝きの強さやトーンを調整できるため、ブランドの世界観に合わせた多彩な表現が可能です。
3. 印刷・加工実績
太成二葉産業では、多様な印刷ニーズに対応する技術力と、高付加価値を実現する加工技術を組み合わせたフレキソ印刷を展開しています。食品、化粧品、雑貨など幅広い業種に向けて、「魅せる印刷」や「差別化を生むパッケージ」の制作に数多く携わってきました。
ここでは、特に評価の高い加工技術と、それぞれの特長をご紹介します。見た目のインパクトと機能性を両立させるこれらの技術は、他社との差別化やブランディングにも直結する重要な要素です。
3-1. コールドフォイル
コールドフォイルは、熱や圧をかけずに箔を転写する特殊な加工技術です。これにより、デリケートな素材にも対応可能で、印刷物の質感を損なわずにメタリックな光沢を加えることができます。
また、カラー印刷と同時に処理できるため、生産工程の効率化とコスト削減にも貢献。高級感とスピード感を両立させる加工として、化粧品や高級菓子など、ブランドイメージを強調したい商品パッケージに数多く採用されています。
滑らかで光沢のある仕上がりは、視認性を高め、消費者の目を惹きつける要素として非常に有効です。太成二葉産業では、素材やデザインに合わせた最適なコールドフォイル加工をご提案しています。
3-2. 箔押し技術
箔押し技術は、金属箔を使って印刷物に高級感を加える伝統的かつ人気の高い加工方法です。太成二葉産業では、印刷工程の中で箔押しを行うことができ、工程の簡略化とコスト削減を実現しています。
この技術の魅力は、ロゴや装飾部分への使用でブランドの品格を一段と引き立てられる点です。特に化粧品や高級雑貨のパッケージでは、視認性と印象深さの両立が求められるため、箔押しによる演出が重宝されます。
また、細かなデザインや線画にも対応できる精度の高さから、繊細で上質な仕上がりを求める場面にも最適。太成二葉産業では、素材・インキ・デザインに合わせた最適な箔押し設計をご提案しています。
3-3. UVシルバーインキ
UVシルバーインキは、鮮やかな銀色の光沢と高い耐久性を両立するフレキソ印刷専用インキです。UV照射により瞬時に硬化するこのインキは、生産効率に優れており、短納期の案件にも柔軟に対応できます。
特に化粧品や高級感が求められるラベルなどでは、そのメタリックな輝きが製品の魅力を一層引き立てます。また、従来の銀インキに比べて発色が鮮明で、滑らかかつ均一な仕上がりが得られるため、印象的なパッケージ表現が可能です。
さらに、長期間の使用にも耐える高い色持ちと耐摩耗性を持ち合わせており、商品保管中の品質維持にも貢献。高級感と実用性の両方を求める印刷物において、UVシルバーインキは有効な選択肢です。
3-4. UVパールインキ
UVパールインキは、上品で華やかなパール調の輝きを実現する印刷インキです。UV照射によって瞬時に硬化するため、生産スピードと仕上がりの美しさを両立できます。
このインキは、光の反射角度によって色彩が微妙に変化し、立体感や高級感を演出できるのが特長です。とくに化粧品パッケージやアクセサリー関連の印刷では、洗練された美しさを引き立てる表現として活用されています。
また、金や銀に近い色味を持たせることも可能で、メタリック印刷に頼らずともリッチなイメージを実現できます。UV硬化による高い耐久性と長期的な美観保持も魅力のひとつです。美しさと機能性のバランスに優れたUVパールインキは、特別感を演出したい製品パッケージにぴったりの選択肢です。
3-5. UVグロス/マット加工
UVグロス/マット加工は、印刷物の質感と印象を自在にコントロールできる仕上げ技術です。それぞれの仕上げには、異なる魅力と用途があります。
まず、UVグロス加工は、強い光沢感を与え、鮮やかな色彩と高級感を演出します。光を反射することで視認性が高まり、商品棚でも目を引く仕上がりになります。たとえば、化粧品や高級菓子のパッケージで活用され、商品の美しさを強調するのに最適です。
一方、UVマット加工は、光沢を抑えた落ち着いた質感を表現できます。上品でクラシックな印象を持たせたい印刷物に向いており、ブランドの格調を高める効果があります。たとえば、書籍カバーや高級雑貨のラベルなどで使用され、静かな存在感を放ちます。
目的やブランドイメージに応じて選べる多様性こそが、UVグロス/マット加工の最大の魅力です。
3-6. 示温ニス
示温ニスは、温度によって色が変化する特性を持つ特殊なニスです。視覚的な変化で情報や驚きを伝えることができるため、エンターテインメント性の高い印刷を実現します。
この加工を施した印刷物では、たとえば手で触れたり温度が上がると、隠れていた文字や絵柄が浮かび上がる仕掛けが可能になります。こうしたインタラクティブな演出は、プロモーションアイテムやノベルティ、ギフト商品の価値を高める手法として人気です。
また、温度帯が重要な冷蔵・冷凍食品の適温表示としても活用されており、消費者にわかりやすく品質管理を伝えるツールとして機能します。
遊び心や実用性を加えたいパッケージやラベルにおいて、示温ニスは差別化と印象づけを両立できる加工方法です。
4. オリジナル製品
太成二葉産業では、フレキソ印刷の特性を最大限に活かした独自製品を開発・提供しています。高い印刷再現性と環境配慮を両立できる技術力を背景に、販促ツールやパッケージ資材など幅広い用途に対応。単なる印刷では終わらない価値ある製品づくりを目指しています。
たとえば、香りマーケティングに特化した販促シールや、紙ごみとして廃棄可能な軟包装材など、顧客企業の課題を解決するソリューションを形にしてきました。デザイン性・機能性・環境配慮の三拍子が揃った製品群は、多くのブランドで実際に採用されています。
この章では、太成二葉産業が手がけるオリジナル製品の中でも代表的なものをピックアップし、それぞれの特長や導入メリットについて詳しくご紹介します。
4-1. コスメルパック
「香りを体験できる販促ツール」として注目されているのが、太成二葉産業のオリジナル製品「コスメルパック」です。これは香料そのものを特殊構造の中に閉じ込めるシール型パッケージで、ユーザーがこすると香りが広がる仕組みになっています。
実際の香料を使っているため、商品本来の香りを忠実に伝えることが可能。香水や柔軟剤、化粧品など香りで購買意欲が左右されるアイテムのプロモーションに最適です。
香り付きチラシや店頭POP、サンプル冊子への貼付など、展開方法も自由自在。香りマーケティングの新しい切り札として、全国のメーカー様から高い評価をいただいています。
4-2. ポリクラ
「紙ごみとして廃棄できる軟包装材」として開発されたのが、太成二葉産業の独自製品「ポリクラ」です。クラフト紙とフィルムを組み合わせた構造により、紙の使用割合が50%以上を達成。リサイクル性を高めつつ、機能性を損なわないのが大きな特長です。
フィルム面の透明性によって中身が見えるため、食品・化粧品・文具など見せたいパッケージにも最適。しかも両面印刷対応なので、クラフト紙側にもフィルム側にも印刷できるというデザイン自由度の高さも魅力です。
環境配慮とブランド訴求を両立したい製品に、「ポリクラ」は持続可能なパッケージ戦略の有力な選択肢となります。
4-3. 窓付きクラフト袋
「紙素材のナチュラル感と視認性を両立」するのが、太成二葉産業の「窓付きクラフト袋」です。紙の使用率70%以上で設計されており、紙ごみとしての廃棄が可能。環境負荷を抑えつつも、使いやすさと販促効果を兼ね備えた設計が特徴です。
袋の一部に設けられた透明窓は、中身を一目で確認できるため、食品・雑貨・日用品などの商品訴求に効果的。また、水性ヒートシール剤を採用しているため、リサイクル性と密封性のバランスも抜群です。
パッケージにナチュラルな印象を持たせながら、しっかりと機能も確保したいという方にとって、この窓付きクラフト袋は理想的な選択肢となるでしょう。
4-4. スタンディングパウチ
ディスプレイ性と機能性を両立するパッケージとして人気なのが、「スタンディングパウチ」です。袋の底部にマチ(ガゼット)を設けることで、中身が入ると自然に自立。陳列棚での安定感があり、消費者の目に留まりやすくなります。
スタンディングパウチは、耐久性と密封性にも優れ、食品・液体・粉末など幅広い商品に対応可能。フック用の穴加工や再封用チャックなどの追加オプションも施せるため、利便性の高いパッケージ設計が可能です。
また、印刷面積も大きく確保できるため、視認性の高いデザインを反映しやすく、ブランド価値の訴求にも貢献します。太成二葉産業では、用途に応じた仕様提案と小ロット対応も可能で、幅広いニーズに対応しています。
4-5. スライダーポーチ
繰り返し使える高機能パッケージとして注目されているのが「スライダーポーチ」です。一辺に設けられたスライダー式ジッパーにより、誰でも簡単に開閉でき、中身の保存性や取り出しやすさが格段に向上します。
とくに化粧品や日用品、サプリメントなど、日常的に使う商品の包装に適しており、消費者の使用満足度を高めるパッケージ設計が可能です。また、密封性の高さから、中身の劣化や湿気を防ぎ、品質保持にも寄与します。
さらに、繰り返し使えるという特性はエコ志向のユーザーにとって大きな価値となり、持続可能性の観点でも有利です。太成二葉産業では、サイズ・仕様のカスタマイズ対応も可能で、販促やギフト用途にも最適な提案ができます。
5. 太成二葉産業の強み
創業70年以上の信頼と実績を誇る太成二葉産業株式会社は、「特殊印刷の太成二葉産業」として独自のポジションを築いてきました。高度な印刷技術と多様な加工ノウハウを活かし、顧客の課題解決と商品の付加価値向上に貢献しています。
その最大の強みは、「高品質と環境配慮の両立」、そして「豊富な加工実績と提案力」です。水性インキやUVインキを活用したフレキソ印刷では、グラビア印刷に匹敵する色再現性と印刷精度を実現しながら、環境負荷を抑える持続可能な印刷を実践。
さらに、長年の蓄積によって培われた提案型営業のノウハウを武器に、お客様の想いをカタチにする多彩なソリューションを提供しています。クラフト紙印刷やコールドフォイル、窓付きパッケージなど、ニーズに応じて最適な加工技術を組み合わせたオーダーメイド提案が可能です。
商品開発の初期段階から、企画・設計・印刷・加工・納品までを一貫対応できる体制も、同社ならではの魅力です。これにより、納期短縮やコストの最適化も実現しています。
5-1. 高品質と環境配慮
高品質とサステナビリティの共存は、太成二葉産業が追求してきたテーマの一つです。特にフレキソ印刷においては、「水性インキ」や「UVインキ」を活用することで、VOC(揮発性有機化合物)排出量を大幅に削減しながら、グラビア印刷に迫る発色性と印刷精度を実現しています。
例えば、化粧品や食品など環境負荷に敏感な分野においても、色の再現性や品質を犠牲にすることなく、エコパッケージのニーズに応えています。また、クラフト紙やリサイクル対応素材との相性も良好で、リデュース・リユース・リサイクル(3R)を意識した資材選定にも貢献。
このように、太成二葉産業のフレキソ印刷は、環境意識の高いブランドにとって理想的な選択肢となり得る、技術と配慮を兼ね備えたソリューションです。
5-2. 加工実績&提案力
太成二葉産業のもう一つの強みは、蓄積された加工実績と、課題解決につながる提案力です。創業から70年以上にわたり、多様なパッケージ印刷・加工に携わってきた経験が、顧客ごとの細かなニーズに応える礎となっています。
具体的には、コールドフォイル、アルミ転写、モルフォロ加工といった特殊加工から、クラフト紙印刷やスタンディングパウチなど環境対応型のパッケージ設計まで、幅広い技術を組み合わせた提案が可能です。印刷だけでなく、資材選定・形状設計・ユーザー体験設計まで視野に入れた包括的なアプローチを行っています。
さらに、社内に企画・製造・検品まで一貫体制を構築しており、納期・コスト・品質のバランスを最適化できる点も大きな魅力。新商品の立ち上げや、販促用パッケージの短納期対応など、スピード感のあるプロジェクト進行にも柔軟に対応できます。
実績に裏付けられた技術と、顧客に寄り添う姿勢が、太成二葉産業の提案力の源泉です。
6. フレキソ印刷で未来を築く
環境と品質を両立する印刷技術として、フレキソ印刷は今後ますます注目される存在です。特に、企業に求められるSDGsやサステナブルな取り組みへの対応として、環境配慮型パッケージや印刷方式の選定は重要な要素になっています。
太成二葉産業では、水性インキ・UVインキの採用や紙素材とフィルムを組み合わせたリサイクル可能な製品の開発などを通じて、持続可能な社会の実現に貢献しています。ここでは、そんな同社の取り組みと、お客様が安心してご相談いただけるサポート体制についてご紹介します。
6-1. 持続可能な印刷技術
フレキソ印刷は、環境に配慮しながら美しい印刷を実現できる技術として、世界的にも注目されています。太成二葉産業ではこの技術の特性を活かし、環境負荷を抑えた製品づくりを積極的に進めています。
具体的には、水性インキやUVインキといったVOC(揮発性有機化合物)の発生を抑えるインキを使用。これにより、作業環境だけでなく、最終製品の安全性にも配慮しています。
また、使用する素材にもこだわり、紙とフィルムを組み合わせた環境対応型パッケージ「ポリクラ」や、香り付きの販促ツール「コスメルパック」といった環境と訴求力の両立を実現した製品を展開。これらの取り組みは、SDGsやエコアクションに取り組む企業・ブランドからも高く評価されています。
小ロット対応や素材選定の柔軟性も、ムダを省き、サステナブルな製造につながる要素の一つです。フレキソ印刷を通じて、循環型社会の実現に向けた一歩をともに踏み出しませんか?
6-2. お問い合わせとサポート
フレキソ印刷を活かした製品づくりを検討されている方や、どんな加工表現が可能かを知りたい方に向けて、太成二葉産業では柔軟かつ丁寧なサポート体制を整えています。
ご相談はメール・電話のいずれにも対応しており、内容に応じて専門スタッフが最適な加工方法や素材選定、コストや納期についても具体的にご提案いたします。印刷物の企画段階からでもお気軽にご相談いただける体制を整えているのが当社の強みです。
また、「実際の仕上がりを見てみたい」という方には、印刷サンプルや既存事例をご提供することも可能です。展示会等で使用された実物や、香り・光沢・質感のある特殊加工品など、触って納得できる実物をお届けします。
環境対応や差別化が求められる今、フレキソ印刷はその鍵を握る技術のひとつです。ご質問やご要望がございましたら、ぜひお気軽にお問合せください。お客様の目的に合わせた最適なご提案で、ビジネス成功を全力でサポートいたします。
7. よくあるご質問(FAQ)
以下に、フレキソ印刷に関するよくあるご質問とその回答をまとめました。
Q1. フレキソ印刷とはどんな印刷技術ですか?
A1. フレキソ印刷は、ゴムや樹脂製の柔らかい凸版を使い、段ボール・フィルム・布などに対応できる柔軟性と環境対応力が特徴の印刷方式です。水性インキやUVインキを使用し、VOC排出を抑えることで環境負荷を低減します。
Q2. フレキソ印刷のメリットは何ですか?
A2. 主なメリットは以下の通りです。
・多様な素材への対応力:段ボール、フィルム、不織布などにも安定した印刷が可能。
・環境に優しい:水性・UVインキの使用により、VOC排出を大幅にカット。
・高生産性:高速印刷が可能で、短納期にも対応しやすい。
Q3. 他の印刷方式(オフセット・グラビアなど)との違いは?
A3. フレキソ印刷は凸版印刷方式で、柔らかい素材への印刷が得意です。一方、
・オフセット印刷:平版を使用し、主に紙媒体に高精細な印刷を施すのが得意。
・グラビア印刷:凹版を用いて、高精度でなめらかな階調表現が可能。
フレキソは環境配慮×多素材対応を両立できる技術として、近年とくに注目されています。
Q4. どんな製品に使われていますか?
A4. 主に以下のような製品に使用されています。
・食品や化粧品のパッケージ
・洗剤や日用品のスタンディングパウチ
・ブランド商品向けの装飾ラベルやフィルムパック
・ノベルティ用途の香り付きサンプルシール
柔軟な素材選びと加工バリエーションの豊富さにより、幅広い分野で導入されています。
Q5. サンプルや相談は可能ですか?
A5. はい、印刷サンプルの提供や専門スタッフによるご相談対応を随時行っております。製品企画やプロモーションに関するご相談も含め、お気軽にお問い合わせください。
最後までお読みいただきありがとうございます。
次回もよろしくお願いいたします。
この記事の編集・監修
桑田 督大(くわだ まさひろ) / 太成二葉産業株式会社 広報販促室
特殊印刷マーケティング歴10年。印刷×マーケティングでクライアントの商品価値を高める提案を行っています。
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