太成二葉産業株式会社

LAMINATING ラミネート

印刷物にフィルムを貼り付ける表面加工です。印刷表面の保護、強靭な耐久力、高光沢の付加による美粧性の向上が可能です。アルミ蒸着紙を製造できることが当社の強みの一つです。

ラミネート

特徴

アルミ蒸着紙製造 オリジナルアルミ蒸着紙製造

自社でアルミ蒸着フィルムを貼るため、市販では手に入らない紙厚や色紙を使った独自のアルミ蒸着紙の製造が可能です。

複数加工にアドバンテージ 複数加工にアドバンテージ

印刷+PPフィルム貼り+シルクスクリーンなど、印刷と合わせて複数表面加工が発生する場合で最も力を発揮できます。

大量加工・早期納品 大量加工・早期納品に対応

大阪市内の印刷会社の中でも広い敷地を有し、ラミネーターを6台を備えているので大ロットにも十分に対応できます。

設備

株式会社ハママツ製ラミネーターKL-7

ハママツ ラミネーターKL-7

ラミネーターは菊四対応機~L全判対応機まで、4台設備されており関西でもトップクラスの生産力です。大ロット(例えば5万通し以上)には24時間体制で短納期対応もしております。ぜひご相談ください。

用紙サイズ(mm) 394 × 2721,250 × 950
有効面積(mm) 1,240 × 940
加工可能紙厚(g/㎡) 104.7 〜 500
※ 加工する素材によって、上記寸法と合致しないものもあります。

ラミネートのしくみ

PP(ポリプロピレン)やPET(ポリエチレンテレフテレート)、PA(ナイロン)など、さまざまなフィルムに接着剤を塗り、乾燥させた後に熱と圧により印刷物に貼り合わせるます。

加工実績

グロスPPフィルム
グロスPPフィルム

OPP(Oriented PolyPropylene=二軸延伸ポリプロピレン)フィルムを印刷物に貼り付ける事で、保護性や平滑性の高い光沢を表面に付加して美粧性を向上させます。ポスターなど店頭で掲示されるPOP関連や、パンフレット・書籍カバーなどの書籍関連の印刷物によく使われています。
また一般的なPPとは別に易接着処理を施したフィルムもあります。このフィルムはパッケージ関連の後加工(サック糊)に対応したフィルムで、見た目は一般的なPPと同じですが、厚さが約5μ(0.005mm)ほど、わずかに厚くなっており、東レ「S-648」が代表的なフィルムとして知られています。

【加工可能な範囲】フィルムを用紙に貼り付けるため、原則的に材料(用紙)の幅に依存しスポット加工はできません。詳細はお問い合わせください。
【基本在庫幅(mm)】460 / 535 / 620 / 780 / 930 / 1080 S-648:540 / 630 / 780 / 930)
【得られる効果】艶(ツヤ) / 耐久性 / 耐摩擦 / 耐水性

マットPPフィルム
マットPPフィルム

PPフィルムの表面に微細な凸凹をエッチングする事により、ツヤを消してマット調に仕上げられたフィルムです。耐久性や耐水性はそのままに、落ち着いた高級感とサラッとした手触りを付加することができます。 高級パッケージなどに採用されることが多く、その場合、グロスPPと同様に東レ「S-648」のマットタイプを使用します。

【加工可能な範囲】フィルムを用紙に貼り付けるため、原則的に材料の幅に依存します。
【基本在庫幅(mm)】460 / 535 / 620 / 780 / 930 / 1080 マットS-648:540 / 630 / 780 / 930
【得られる効果】マット調 / 高級感 / 耐久性 / 耐摩擦 / 耐水性 / 対紫外線(弱)
【注意点】マット調のため、印刷色の調子が下がり、ぼやける感じになります。

PETフィルム
PETフィルム

PETフィルムとは、ポリエチレンテレフタレートの略称であり、プラスチック樹脂「ポリエステル」の一種です。通常のPPフィルムに比べて接着性、耐熱性、ガス遮断性、防湿性、強度、透明性等に優れており、印刷物をしっかり保護でき、後加工適正にも優れています。主に化粧品のパッケージや窓貼り加工などに幅広く使用されています。

【加工可能な範囲】フィルムを用紙に貼り付けるため、原則的に材料の幅に依存します。
【基本在庫幅(mm)】540 / 630 / 780 / 930
【得られる効果】艶(ツヤ) / 耐久性 / 耐摩擦 / 耐水性 / 対紫外線(弱)
【注意点】透明なフィルムがレンズ効果を発して、印刷色の赤味が増すことがあります。(「 赤浮き」といいます)

PETアルミ蒸着フィルム
PETアルミ蒸着フィルム

アルミ蒸着フィルムとは、アルミニウムを高真空状態で気化させた蒸気をPETフィルム表面に付着させたもので、輝度の高い金属光沢を持っています。
当社では、このアルミ蒸着フィルムを印刷用紙にラミネート加工することにより、市販されている蒸着紙と同等の効果を実現できます。最大の特徴は、お客様の要望に合わせたさまざまな種類の原紙からベース紙が選択できること、そのオリジナルの蒸着紙を使って、金属光沢+αの質感を持った独自の印刷物を作成することも可能です。

【加工可能な範囲】フィルムを用紙に貼り付けるため、原則的に材料の幅に依存します。
【基本在庫幅(mm)】790 / 940
【得られる効果】金属光沢 / メタル調 / 鏡面 / 耐久性 / 耐摩擦 / 耐水性
【注意点】金属調の上に印刷する場合、色味はインクジェット校正やDDCPなどと大きく印象が変わります。当社のアルミ蒸着上のカラーガイド「COLOER DIRECTION」を参考に色作りをご提案します。

PETレインボー蒸着フィルム
PETレインボー蒸着フィルム

「レインボー蒸着」こと、アルミ蒸着フィルムの表面に超微細エンボスでプリズム反射を施した無地のホログラムフィルムで、好きな用紙を選んでラミネーティング加工できるのが特徴です。
厚さや種類の選択に制限のある既製品に比べ、ラミネートできる用紙なら基本どのような紙でも対応可能(四六判~110Kg程度まで)。当社ならではの特殊用紙を創ることできます。印刷により部分的にレインボー調を隠すこともでき、デザイン性を重視した印刷物の設計を実現します。

【加工可能な範囲】フィルムを用紙に貼り付けるため、原則的に材料の幅に依存します。
【基本在庫幅(mm)】780
【得られる効果】金属光沢 / メタル調 / 虹色 / ホログラム / 鏡面 / 耐久性 / 耐摩擦 / 耐水性
【注意点】金属調の上に印刷する場合、色味はインクジェット校正やDDCPなどと大きく印象が変わります。また、ホログラム効果は微細なエンボスがプリズム効果を発揮していますので、上から印刷することで反射される虹色が減少します。

雲龍フィルム
雲竜フィルム

レーヨン繊維を凝縮させ、こより状に抄き込んだ雲竜模様のラミネート用フィルムです。繊維はランダムになっているため、場所やシート単位でテクスチャの変化に富んでいます。和紙のような風合いと落ち着いた華やかさで、和・洋菓子やお酒のパッケージなどでよく使われています。フィルム表面の模様が多様で凹凸があるため、紙の風合いを活かした印刷物に適しています。

【加工可能な範囲】フィルムを用紙に貼り付けるため、原則的に材料の幅に依存します。
【基本在庫幅(mm)】780
【得られる効果】和紙調 / 素材感 / 耐久性
【注意点】毛羽立ちや繊維の影響によって印刷再現が不安定になりやすい。

コットンフィルム
コットンフィルム

木材を原料として人工的に作り出された人絹(じんけん)ともいわれる化学合成繊維、レーヨンから作られる化繊紙の一種をベースとした不織布です。雲龍フィルムとは違い、こより状に抄き込んだ雲竜模様がなく、ナチュラルな風合いとモダンな印象が上手く調和したラミネート用フィルムです。

【加工可能な範囲】フィルムを用紙に貼り付けるため、原則的に材料の幅に依存します。
【基本在庫幅(mm)】780
【得られる効果】ふわふわ / 綿調 / 素材感 / 耐久性 / 耐水性
【注意点】毛羽立ちや繊維の影響によって印刷再現が不安定になりやすい。

よくあるご質問

Q. 用紙の最小・最大寸法は?
代替テキスト
最小:272 mm ✕ 320 mm 最大:950 mm ✕ 1,250 mm(流れ方向 ✕ 幅)
Q. 用紙の厚みはどこまで対応できますか?
代替テキスト
104.7 g/㎡~500 g/㎡
Q. 環境対応型フィルムはありますか?
代替テキスト
『BOPLA(ポリ乳酸)フィルム』というフィルムがあります。
とうもろこしから抽出された糖質を原料に製造されたポリ乳酸(PLA)を二軸延伸方式で加工したフィルムです。本製品のバイオマス度は95%以上であり、石油資源由来であるPP・PETフィルムの代わりに用いることで温暖化ガス排出量を削減することが可能です。
Q. 元の印刷物(画像)より濃くなるのはなぜですか?
代替テキスト
印刷物表面(インキ)の凹凸がフィルムや樹脂で覆われることで光が正反射し色が濃くなって見えます。特に人物のはだ色や淡い色などは視覚的にもわかりやすく、大きく変色した(赤みを帯びた)ように感じる場合があります。
Q. 印刷物の色が変わるのはなぜですか?
代替テキスト
「ローダミン」と呼ばれる、耐水性・耐薬品性(耐アルコール性、耐溶剤性、耐石鹸性、耐酸性、耐アルカリ性など)が極端に弱い顔料を使用した印刷物は変色しやすい傾向があります。またインキの乾燥が悪いと顕著に現れます(ローダミンが使用されているインキ例:DIC「カラーガイド用マゼンタ・ピンク」)。詳しくはお問い合わせ下さい。
Q. 段付き(重ね跡)とは何ですか?
代替テキスト
くわえ尻側の約10㎜あたりに付く線状の跡です。ラミネート加工では、紙を10mmほど重ねた状態で熱と圧によりフィルムと貼り合わせる際、重ねた段差の部分は熱と圧がかかりにくく、白っぽい筋状の跡が付いてしまいます。この跡は紙の厚みが増すほどはっきりと現れ、濃い色になればなるほど目立ちます。あらかじめくわえ尻側に10mm以上の余白を設けておくことが重要です。

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要件が固まっていない段階でも遠慮なくお問い合わせください。 制作物のデザインや最適な印刷・加工の選択、実行まで、お客様と一緒に考えていきます。 実際のサンプルも合わせてご覧になればさらに当社のサービスをご理解いただけると思います。

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