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【嗅覚マーケティング】EC・DMの弱点解消!香りを届ける新戦略

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【嗅覚マーケティング】EC・DMの弱点解消!香りを届ける新戦略

こんにちは!太成二葉産業の広報販促室です。

あなたのDMやカタログ、お客様の心に残っていますか?

視覚情報が溢れる現代、既存の販促物では競合に埋もれてしまいがちです。

この記事では、人間の「嗅覚」が持つ強力な記憶と購買行動への影響を科学的に解説します。そして、「そのままの香り」を届ける新しい販促ツール「コスメルパック」をご紹介。商品への関心度を85%も高める実績データに基づき、あなたのビジネスを次のステージへ進める秘訣をお伝えします。ぜひ最後までお読みください。

 


1. 販促に「香り」を取り入れる優位性

現代のマーケティングにおいて、消費者の心に響くアプローチは"五感"に訴えることがカギとなります。特に近年、「嗅覚マーケティング」が注目を集めています。なぜなら、私たちが受け取る情報の大部分が視覚や聴覚に頼る中、あえて「香り」という新しい要素を加えることで、競合他社との大きな差別化につながるからです。匂いは感情や記憶と深く結びついており、あなたの商品やブランドを一瞬で印象づける強力なツールとなります。このコラムでは、嗅覚が持つ科学的な力を解説し、販促効果を飛躍的に高める具体的な方法をご紹介します。ぜひ、新しい販促戦略のヒントにしてください。



2. 五感に響かない販促物の限界

どれだけ工夫を凝らしたパンフレットやDM(ダイレクトメール)でも、お客様が手に取った瞬間に「その他大勢」の情報の中に埋もれてしまうことが少なくありません。今の時代、スマートフォンやインターネットから得られる視覚情報が圧倒的に多いため、紙媒体だけでは強いインパクトを与えることが難しくなっています。既存の販促ツールでは、商品の魅力や世界観を深く伝える「体験」を提供できていないのが現状です。この「体験不足」こそが、お客様の購買意欲を最後のひと押しまで高められない、大きな課題であると言えます。



2-1. 視覚情報が溢れる現代の課題


現代の消費者は、毎日大量の広告や情報にさらされています。SNSやウェブサイト、店頭、そして郵便物に至るまで、全てが視覚に依存しているため、脳がそれらの情報を無意識にフィルタリングしてしまう「情報疲れ」の状態にあります。お客様は、すぐにスクロールしたり、読み飛ばしたりしてしまうため、せっかくの販促コストが無駄になりがちです。特にコスメやフレグランス、食品などの香りが重要な商品は、「見る」だけでは魅力が半減してしまいます。



2-2. 購買行動を促す体験の重要性


お客様の購買行動を強く後押しするのは、「特別な体験」です。単に商品の特徴を知るだけでなく、「実際に試した」「良い感情を覚えた」という実体験が不可欠です。しかし、特にECサイトやDMのような非対面での販売促進では、この「試す体験」を提供することが困難でした。この壁を乗り越えるには、お客様の予想を超え、記憶に深く刻み込まれるような「五感に響くアプローチ」を戦略的に設計することが、今後のマーケティングにおいて極めて重要になってきます。



3. 嗅覚が記憶と行動に作用するメカニズム

嗅覚は、人間の五感の中で唯一、感情や記憶を司る「大脳辺縁系」に直接届く感覚です。他の感覚と異なり、思考を介さずに本能的な部分に訴えかけるため、「香りと共に記憶」された情報は忘れにくく、感情と強く結びつく特徴があります。このメカニズムを応用したのが、嗅覚マーケティングです。香りによって良い気分や特定の世界観を呼び起こすことで、お客様の商品への関心を無意識のうちに高め、店舗への来店やオンラインでの購入といった具体的な行動を誘発することができます。



3-1. 「プルースト効果」と脳科学的根拠


特定の香りを嗅いだときに、過去の記憶や感情が鮮明によみがえる現象を「プルースト効果」と呼びます。これは、嗅覚情報が脳の「海馬」(記憶を司る器官)や「扁桃体」(感情を司る器官)と密接につながっているために起こります。つまり、販促物に「良い香り」を添えることで、お客様に商品やブランドに対する「ポジティブな感情」を記憶とセットで刷り込むことが可能です。これにより、視覚情報だけの販促物と比べ、はるかに高い確率でリピート購入やブランドへの愛着を生み出せるのです。



3-2. 商品への関心を高める実績データ


香りの効果は、私たちの独自調査からも明らかになっています。当社が女性200名に行ったアンケートでは、「85%」もの方が"香りが付いている販促物の方が関心度が高まる"と回答しました。これは、嗅覚に訴えかけることが、ターゲットの「興味・関心」をすぐに惹きつけ、さらに深く商品を知りたいという意欲につながる強力な裏付けとなります。この結果から、特に香りに敏感なターゲット層に対しては、嗅覚へのアプローチが実店舗やネットでの購入を促す明確なきっかけとなることがわかります。



4. 特殊技術で香りを届ける販促事例

嗅覚マーケティングを最も効果的に実現するのが、当社の新発想の販促ツール「コスメルパック」です。「コスメルパック」は、香料をそのまま特殊な2層フィルムに閉じ込めることで、インクと混ぜる従来の技術と異なり、香りの「純度」を保ったままお届けできます。このシールを既存のDMやカタログに「ペタッと貼るだけ」で、「新感覚の香りの体験」を提供できます。これは、特別な加工を施した印刷物を作るよりも、手軽に販促効果を高めたい企業様にとって、非常に有効なソリューションとなっています。



4-1. 事例1:ECの香りのミスマッチ解消


近年、ECサイトでのコスメや香水、アロマ製品の販売が伸びる一方で、お客様は「香りを試せない」という大きな不安を抱えています。この香りのミスマッチを解消するために、「コスメルパック」は大きな力を発揮します。「香りサンプル付き」のカタログやパンフレットを同梱したり、DMとして送付することで、お客様は自宅にいながらにして香りを正確に確認できます。実際に、フレグランス製品の企業様では、香りサンプル付きのパンフレットを作成し、高い反響を得ています。



4-2. 事例2:非接触型テスターとしての活用


店舗でのテスター利用には、衛生面への懸念がつきまといます。特に、感染症対策が求められる現代において、お客様の抵抗感を軽減することが重要です。「コスメルパック」は、名刺サイズやはがきサイズのカードに貼り付けて、「お客様一人一人に個別配布できる」香りテスターとして活用されています。これにより、お客様は安心して非接触で香りを試すことができ、ブランドイメージの向上にもつながります。オーラルケア用品の企業様では、香り比較パンフレットに複数枚のコスメルパックを利用し、衛生的なアプローチを実現されました。



5. 販促物に香りを付加する3つのステップ

効果的な嗅覚マーケティングを成功させるには、計画的なアプローチが必要です。当社のコスメルパックを活用し、販促物に香りを取り入れるための具体的な3つのステップをご紹介します。これらのステップを踏むことで、お客様に最高のブランド体験を提供し、販促の成果を最大化することが可能となります。私たちが長年培ってきた印刷・加工のノウハウを活かし、お客様の目的に合った最適な提案をさせていただきますので、ご安心ください。



5-1. ステップ1:香りの種類と目的設定


まず、「どのような香り」で「誰に」「何を伝えたいのか」という目的を明確にしましょう。例えば、リラックス効果を訴求したいならラベンダー系、爽快感なら柑橘系など、ターゲットと商品の特性に合った香りを選びます。コスメルパックなら、多種多様な香料に対応可能です。この初期段階での明確な目標設定が、後の販促効果を大きく左右します。具体的な香りの選定については、ぜひ当社にご相談ください。



5-2. ステップ2:香りの「届け方」を選定


次に、「どのような販促物」に「どれくらいのサイズ」で香りを届けるかを決めます。DMのインパクトを高めたいのか、カタログの特定ページに香り見本として添えたいのか、名刺で印象を強化したいのかによって、最適なコスメルパックの形状やサイズが異なります。丸型や長方形型といった定型サイズはもちろん、オリジナル形状の製作も可能です。このステップで、お客様が「めくる」というアクションを起こしたくなるようなデザインを検討します。



5-3. ステップ3:効果検証とフィードバック


販促物を実際に配布した後、必ず「効果検証」を行いましょう。レスポンス率が上がったか、ウェブサイトへのアクセス数が増えたか、店頭での質問が増えたかなどを測定します。もし期待通りの結果が得られなかった場合は、香りの種類や販促物のデザインを微調整するフィードバックが重要です。当社では、製作後のフォローアップも対応可能ですので、PDCAサイクルを回して、より洗練された嗅覚マーケティングを実現しましょう。



6. 香料の品質と正確な再現性の重要性

嗅覚マーケティングを成功させるには、「香りの品質」が最も重要です。質の悪い香料や、インクと混ぜることで「変質」してしまった香りは、逆にお客様に不快感を与え、ブランドイメージを損なうリスクがあります。そのため、「本来の香料の良さ」をそのままお客様に届ける技術が必要不可欠です。コスメルパックは、香料を直接フィルムに閉じ込める独自技術を採用しているため、お客様が実際に手に取る商品と「同じ品質の香り」を再現できます。これが、当社の特殊印刷技術が持つ大きな強みです。



7. コストや香りの持続期間の疑問

嗅覚販促に興味を持っても、「コストは高くないか?」「香りはすぐに消えてしまわないか?」といった疑問を持たれる方も多いと思います。コスメルパックは、わずか300ccの香料で1万枚の製造が可能であり、必要な原料を少なく抑えることで、生産コストの効率化を図っています。また、香料をフィルムで密封しているため、香りの持続期間も長く、お客様が必要な時に「めくって楽しむ」ことができます。これにより、お客様に長く商品への関心を持続させることが可能です。



8. 販促効果を最大化する嗅覚マーケ

これまで見てきたように、嗅覚マーケティングは、視覚情報に埋もれがちな現代において、お客様の記憶と購買意欲にダイレクトに訴えかける、非常に有効な販促戦略です。香りと記憶を結びつける脳科学的なメカニズムを理解し、「コスメルパック」のような正確な香りを届けるツールを活用することで、あなたの商品やブランドを競合他社よりも深く、強く印象づけることができます。ぜひこの機会に、「五感に響く」新しい販促の世界へ踏み出してみませんか。



9. 次の一歩:特別な香り販促ツール

このコラムを読んで、「自分の商品にも香りの力を活かしたい」「ECの香りのミスマッチを解消したい」と感じた方は、まずはお気軽にコスメルパックのサンプルをご請求ください。実際に香りを確かめていただくことで、その品質と販促効果を実感していただけます。また、「どのような香料が使えるか?」「最小ロットは?」など、具体的なご質問やご相談も、特殊印刷のノウハウを持つ当社が丁寧に承ります。

▶︎ DMやフライヤーなどの印刷物に貼り付ける新感覚の販促ツール CosmellPack®(コスメルパック)



10. 関連コラム:特殊印刷の優位性

当社の特殊印刷・加工技術は、コスメルパック以外にも、お客様の販促効果を高める様々なソリューションを提供しています。触感に訴える加工や、視覚的なインパクトを高める印刷技術にご興味がある方は、ぜひ以下のコラムもご覧ください。

▶︎ 特殊印刷で差別化!販促効果を高める印刷技術と活用事例



最後までお読みいただきありがとうございます。次回もよろしくお願いいたします。

この記事の編集・監修

桑田 督大(くわだ まさひろ) / 太成二葉産業株式会社 広報販促室

特殊印刷マーケティング歴10年。印刷×マーケティングでクライアントの商品価値を高める提案を行っています。



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