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箔押し加工とは?魅力と種類を事例で解説

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箔押し加工とは?魅力と種類を事例で解説

こんにちは!太成二葉産業の広報販促室です。

特別な印刷加工に興味をお持ちでしょうか?
箔押し加工(ホットスタンプ)は、金属的な輝きやホログラム効果によって、印刷物に高級感と個性を加える魅力的な加工技術です。

見た目の美しさに加えて、環境配慮の側面も評価されており、サステナブルな印刷を求める企業からも注目されています。

この記事では、箔押し加工の基本的な仕組みや種類、活用事例を通して、その魅力と効果をわかりやすく解説していきます。
「ブランドの印象を高めたい」「特別感を演出したい」とお考えの方は、ぜひ最後までお読みください。

 

 

 

 

 

箔押し加工とは



押し加工とは、熱と圧力を加えることで、金属箔やホログラム箔などの薄いフィルムを紙などの素材に転写する表面加工技術です。
金銀の輝きや立体感、透明感のある仕上がりを演出することで、視覚と触覚の両面で特別な印象を与えることができます。

さらに、箔素材はフィルムとは異なり、再生紙との相性も良く、廃棄時の環境負荷も少ない点が特長です。環境への配慮と高級感を両立させたい印刷物に最適です。

また、単色だけでなくホログラム、カラー、クリアといった多彩な箔の種類に対応しており、さらにエンボス加工やステレオ箔との組み合わせによって、デザインの幅も大きく広がります

 


箔押しの基本的な仕組み


押し加工(ホットスタンプ)は、熱と圧力を用いて金属的な箔を素材表面に転写する技術です。
仕組みとしては、箔の裏面にある接着剤層を加熱により活性化させ、版(金属版や樹脂版など)で加圧して用紙に密着させることで箔を定着させます。

使用する箔にはさまざまな種類があり、たとえば:

金・銀などのメタリック箔(定番の高級感)

光を反射し角度で色が変わるホログラム箔

紙の質感を活かした透明なクリア箔

ブランディングに応じたカラー箔

など、目的やデザイン意図に合わせて選択できます。

また、版の種類も仕上がりに大きく影響します。
腐食版・彫刻版などを用いることで、繊細な線や立体感を再現可能です。これにより、ブランドロゴや化粧品パッケージに求められる品格や洗練性を表現できます

 


箔押しが選ばれる理由とは


押し加工が多くの企業やブランドに支持されている理由は、大きく分けて3つの価値に集約されます。

 

1.視覚的インパクトと特別感

金属的な輝き・ホログラムの反射・透明な光沢など、視覚に強く訴える表現が可能です。高級文具、化粧品パッケージ、招待状などで「特別感」を演出できます。

 

2.触覚的な高級感

ステレオ箔やエンボスと組み合わせることで、手触りにも印象を残す立体的表現が実現します。紙に凹凸があることで、五感に訴えるデザインになります。

 

3.環境に優しい素材選定

箔は再生紙との相性がよく、燃焼時にも有害物質が出にくいという特長があります。サステナブルな印刷を目指す企業にも選ばれる理由の一つです。


これらの要素が組み合わさることで、箔押しはデザイン性・機能性・環境配慮すべてを満たす時代にマッチした印刷加工技術として注目されています

 


加工実績と表現方法



押し加工は、視覚的な華やかさと高級感を兼ね備えた表現ができるため、化粧品・文具・パッケージ・販促物など幅広いジャンルで採用されています。
太成二葉産業では、豊富な種類の箔と高度な加工技術を組み合わせ、見る人の印象に残る印刷物を多数制作しています。

以下では、代表的な箔の種類や立体的な表現方法をご紹介します。

 


金銀箔からホログラムまで




押しで使われる箔には多くの種類があり、デザインの目的やブランドの印象に応じて選定できます。

■ 金箔・銀箔:定番でありながら存在感のある輝き。フォーマル感・高級感の演出に最適。

■ ホログラム箔:光の反射により見る角度で表情が変わる。動きやモダンさを加えたいデザインに効果的。

■ カラー箔:ロゴやパターンと調和する色合いで、個性やブランドカラーを表現可能。

■ クリア箔:目立たせすぎずに艶感や質感を加えたい場合に適した控えめな演出。

たとえば、金箔とホログラム箔を組み合わせた化粧品パッケージでは、ラグジュアリーさと現代的な印象を両立させ、消費者の注目を集めることができます。

 


ステレオ箔で生まれる立体感




ステレオ箔は、箔押しの一種でありながら、より立体感を強調した特殊な加工方法です。

スクリーン印刷で盛り上げニスを下地に施し、その上に箔を転写することで、箔の表面が盛り上がる仕上がり

裏面に凹みが出ないため、招待状や片面使用の印刷物にも適している

ブランドロゴやタイトル文字を印象的に演出でき、視覚と触覚の両方で訴求可能

高級文具、VIP向け案内状、ギフト用パッケージなど、高級感・記憶に残る加工を求める用途に多く採用されています

 

 

エンボス加工とデボス加工の違い




箔押し加工と相性の良いエンボス加工・デボス加工もご紹介します。

加工種別

特徴

主な用途

エンボス

紙の表面を浮き上がらせる加工。
柔らかく高級感のある印象に。

名刺、化粧品ラベル、包装紙など

デボス

紙の表面を押し込む加工。
シャープで重厚感のある印象に。

書籍カバー、クラフトラベル、
高級ギフト箱など

 

いずれも金属版・樹脂版によって加工され、視覚効果だけでなく触感的な印象を深めることができます。
また、箔押しと重ねることで、光・陰影・立体の調和が生まれ、表現の奥行きが一層深まります。

 

 

箔押しを選ぶメリット



箔押し加工は、見た目の美しさだけでなく、機能性・環境配慮・ブランド価値の向上といった多面的なメリットを持つ加工技術です。
他の印刷加工にはない独自性のある仕上がりが、多くの業界で選ばれる理由となっています

 


高級感と特別感を演出


押し最大の特徴は、視覚と触覚に訴える演出力にあります。

金銀箔のメタリックな輝きは、商品やパッケージに格調高い雰囲気を加えます。

ホログラム箔やカラー箔を活用すれば、動きやインパクトのある視覚効果も実現可能。

ステレオ箔やエンボス加工と組み合わせることで、より一層奥行きと立体感を伴った特別な仕上がりになります。

 

・活用例:

結婚式招待状や限定商品の装飾

高級ブランドのロゴ演出

ギフトパッケージでの差別化

こうしたデザインは、「手に取ってみたい」「保存したい」と思わせる魅力を持ち、商品・サービスの価値を高める強力なツールとなります

 


環境にも優しい加工技術


押しは、環境への負荷が少ない持続可能な加工技術としても注目されています。

箔はフィルムとは異なり、再生紙との組み合わせが可能

廃棄時に燃焼しても有害物質をほとんど出さない

一部の箔素材は環境配慮型の設計となっており、サステナブルな商品開発にも対応

 

・環境志向のブランドに適した選択肢

環境配慮を意識したパッケージデザインは、エシカル消費を重視する顧客層へのアピールにも効果的です。
箔押し加工を採用することで、美しさとサステナビリティを両立した製品づくりが可能になります



箔押し加工で魅力的な印刷物を実現する理由



箔押し加工(ホットスタンプ)は、視覚的な華やかさと高級感、触覚的な立体感、そして環境配慮を兼ね備えた時代にマッチした印刷技術です。
この加工を取り入れることで、ブランド価値の向上と商品訴求力の強化を同時に実現できます

 

 

箔押し加工のメリット


■ 視覚と触覚に訴える高級感と特別感
 金銀箔、ホログラム箔、ステレオ箔などの多彩な表現で、印象的な印刷物が完成します。

■ 環境負荷が少ない持続可能な加工
 再生紙対応、廃棄時も環境にやさしい設計で、サステナブルな企業活動にも最適です。

■ デザインの幅が広がる独自表現力
 エンボス加工、デボス加工、カラー箔やクリア箔などの組み合わせにより、幅広い表現が可能です。

これらの要素が融合することで、印刷物そのものがブランドメッセージとなり、ユーザーに深く印象づけるツールへと進化します。

 

太成二葉産業がおすすめされる理由


■ 特殊印刷のプロフェッショナル企業
 長年にわたって培ってきた箔押し加工のノウハウと、日本に3台しかない特殊機械を保有しています。

■ 企画から仕上げまでの一貫対応体制
 デザイン提案から製造・仕上げまで社内で完結する体制により、高品質かつスピーディーな対応が可能です。

■ 多彩な表現ニーズへの柔軟対応
 さまざまな紙種・箔種・加工技術を組み合わせて、お客様の「こうしたい」に応える提案力を発揮します。

箔押し加工で印刷物に「選ばれる理由」と「印象に残るデザイン」を。
ブランドの魅力を最大限に引き出す印刷加工をお考えの方は、ぜひ太成二葉産業までご相談ください

 


よくあるご質問とその回答



箔押し加工について多く寄せられるご質問にお答えします。
導入をご検討中の方や、加工内容に不安をお持ちの方はぜひ参考にしてください。

 

Q1. 箔押し印刷と活版印刷は同じですか?

A1. いいえ、異なる技術です。
箔押し印刷は、金属箔やホログラム箔を熱と圧力で紙に転写する加工です。
一方、活版印刷はインクを付けた凸版を紙に押し付けて印刷する方法であり、インクを使うか/箔を使うかが主な違いです。

 

Q2. 細かいデザインも箔押しできますか?

A2. 可能ですが、デザインの細かさや使用する紙によっては制限があります
一般的には、0.5ポイント以上の線幅が推奨されます。
細かい図案や繊細なロゴをご希望の場合は、事前にデータを確認させていただくことをおすすめします。

 

Q3. 箔押し加工は両面に対応できますか?

A3. はい、可能です。
ただし、紙の厚みや加工位置によっては変形や熱転写の影響が出る可能性がありますので、両面加工をご希望の場合は、仕様や用途に応じた個別対応となります。

 

その他、「どの紙に対応できるのか」「他加工との組み合わせは?」などのご質問にも随時対応しております。
不明点があればお気軽にお問い合わせください

 

📩 箔押し加工のご相談・お見積りはこちら

> 太成二葉産業の「箔押し(ホットスタンプ)」の詳しい情報はこちらから

 

最後までお読みいただきありがとうございます。

 

 

この記事の編集・監修

桑田 督大(くわだ まさひろ) / 太成二葉産業株式会社 広報販促室

特殊印刷マーケティング歴10年。印刷×マーケティングでクライアントの商品価値を高める提案を行っています。

 



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