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シルクスクリーン印刷とは?加工実績から見る美粧性と実用性の両立

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シルクスクリーン印刷とは?加工実績から見る美粧性と実用性の両立

こんにちは!太成二葉産業の広報販促室です。

印刷やデザインに興味をお持ちの皆さま、今日はお越しいただきありがとうございます。

この記事では、シルクスクリーン印刷の魅力と可能性について詳しく解説します。シルクスクリーン印刷は、単なる印刷技術を超え、製品に美しさや独自性を加える革新的な方法です。例えば、グロス加工での輝きや蓄光ニスの驚き、ラメ加工での華やかさなど、見た目にも機能的にも優れた表現が可能です。

「どんな加工ができるの?」「環境に優しいの?」そんな疑問をお持ちの方にも、分かりやすく楽しめる内容を用意しました。最後まで読むことで、シルクスクリーン印刷の新たな魅力に出会えるはずです。どうぞごゆっくりお楽しみください!


1.シルクスクリーン印刷とは



シルクスクリーン印刷は、特殊な技術で多彩な表現が可能な印刷方法です。
その歴史は深く、衣類から工業製品、広告物まで幅広く利用されています。特に、部分的なコーティングや特殊なニスを活用することで、紙媒体の付加価値を大幅に向上させる手法として知られています。高い耐久性や多様な仕上がりを実現できる点が大きな魅力です。

さらに、UVニスを使った環境配慮型の加工や、質感や見た目を変える装飾技術も対応可能です。この柔軟性と高度な技術が、あらゆる分野で選ばれる理由となっています。


1-1.印刷方式の基本と仕組み


シルクスクリーン印刷は、メッシュ状の版材を通じてインクやニスを押し出す孔版印刷の一種です。版材には感光剤が塗布され、印刷部分だけを露光して画像を形成します。ニスやインクは、スキージと呼ばれるツールで均一に押し出され、用紙や素材に転写されます。

この方式の特徴は、インクやニスを厚く盛ることができる点です。例えば、盛り上げ加工やラメ加工など、立体感のある仕上がりを実現できます。また、UV乾燥型インクを使用することで、生産性を向上させつつ環境負荷を軽減することも可能です。


1-2.用途と活用される場面


シルクスクリーン印刷は、実用性と装飾性を兼ね備えた印刷方法として、多くのシーンで活躍しています。具体的には、パッケージや冊子の表紙、広告パンフレットなどで使用されることが一般的です。これにより、商品の高級感を演出したり、購買意欲を高めたりする効果が期待できます。

また、視覚的なインパクトを求められる場面にも適しています。たとえば、高光沢なグロス加工や、蓄光ニスを用いた夜間での視認性向上などが挙げられます。シルクスクリーン印刷は、デザイン性と機能性を融合した魅力的な選択肢です。



2.シルクスクリーン印刷のメリット



シルクスクリーン印刷は、多様な価値を提供できる優れた印刷技術です。
特に、UVニスを用いた環境配慮型の加工や、紙メディアの特性を最大限に引き出す付加価値の高い仕上がりが魅力です。このセクションでは、その具体的なメリットについて掘り下げていきます。


2-1.UVニスで実現する環境配慮


UVニスを活用することで、環境に配慮しつつ高品質な印刷が可能になります。UVニスは紫外線によって瞬時に硬化するため、溶剤の蒸発を防ぎ、大気汚染や作業環境への悪影響を軽減します。また、速乾性に優れているため、生産効率の向上にも寄与します。

さらに、この加工はリサイクル適性を損なわない点でも評価されています。例えば、再生紙を使用した印刷物にUVニスを施すことで、デザイン性を高めながらも環境負荷を抑えることが可能です。これにより、企業のCSR活動を支援する印刷方法として注目されています。


2-2.紙メディアの付加価値向上


紙媒体に特有の魅力を引き出し、付加価値を大きく高めることがシルクスクリーン印刷の特徴です。特殊ニスを使用することで、紙そのものに装飾性や機能性を付与します。たとえば、部分的なグロス加工で高級感を演出したり、マット加工で落ち着いた雰囲気を加えることが可能です。

また、立体感を生む盛り上げ加工やラメ加工を施すことで、視覚だけでなく触覚にも訴えるデザインを実現します。これらの技術は、広告やパッケージにおいて購買意欲を高めるための強力なツールとなります。結果として、印刷物の持つ魅力が最大限に引き出されるため、シルクスクリーン印刷は競争力のある選択肢として多くの業界で採用されています。



3.加工実績と特殊技術の魅力



シルクスクリーン印刷は、特殊な技術を駆使した加工で、印刷物に独自の魅力を付加します。
グロスやマット加工など、さまざまな手法により、視覚的な美しさや触覚的な楽しさを引き出します。これにより、印刷物が単なる情報伝達手段を超え、ブランド価値を高めるアイテムとして活躍します。


3-1.グロス加工で実現する美粧性



グロス加工は、印刷物に光沢を加え、華やかさを演出する手法です。
部分的なコーティングでメリハリを付けることができ、マット素材と組み合わせることで、デザイン性を一層引き立たせます。特に広告パンフレットやパッケージの表面加工に最適で、見る人に高級感を与える効果があります。

この加工は、紙以外にもフィルム素材への対応が可能で、多様な商品展開に対応します。例えば、カラフルなロゴや鮮やかな写真にグロス加工を施すことで、視覚的インパクトが強まり、消費者の記憶に残るデザインが実現します。


3-2.マット加工で引き立つデザイン



マット加工は、落ち着いた質感を求める場合に適した加工技術です。
光沢を抑えた表面仕上げにより、柔らかな印象や高級感を演出します。グロス加工と対比的な効果を持つため、部分的に使い分けることでデザインの奥行きを生み出せます。

特に、クラフト紙や高級書籍のカバーなどに採用されることが多く、手に取る人に「触れたい」という感覚を与える魅力があります。質感にこだわった商品のパッケージや、シンプルで洗練されたデザインを求める場面で重宝されています。


3-3.立体感を生む盛り上げ加工



盛り上げ加工は、印刷物に立体感を与え、視覚だけでなく触覚にも訴えかける技術です。
クリアなニスを厚く盛り上げて塗布することで、文字や図柄を強調し、平面的な印刷物を個性的に仕上げます。膜厚は15μ~40μ程度で、点字加工にも対応可能な柔軟性があります。

例えば、書籍の表紙やブランドパンフレットなど、重要なメッセージを伝える要素を目立たせるのに最適です。この加工により、情報が視覚的に強調されるだけでなく、触覚を通じた記憶にも深く刻まれます。


3-4.アイキャッチ効果の蓄光ニス



蓄光ニスは、暗闇で光る独特な効果を持つ加工技術です。
日光や蛍光灯の光を蓄積し、暗い場所で発光する特性により、夜間でも目を引くデザインを実現します。発光色はグリーンが基本ですが、ブルーやピンクなどのカラーバリエーションも選べます。

この技術は、広告ポスターやクラブのチケット、星座表などで活用され、夜間の安全性やデザイン性を高めます。例えば、暗所で視認性が重要な誘導サインに使用することで、機能性と美観を兼ね備えた印刷物が完成します。情報を効果的に発信しながら、視覚的インパクトを持つ加工方法です。


3-5.華やかさを増すラメシルク加工



ラメシルク加工は、きらびやかな輝きを加える装飾技術です。
ラメ入りのクリアニスを使用し、視覚的に華やかな効果を与えます。ラメの色や大きさ、混合密度を調整することで、デザインの幅を広げられるのが特徴です。たとえば、大粒のラメで豪華さを強調することも、小粒で控えめな輝きを演出することも可能です。

この加工は、高級感を求める商品のパッケージや販促物で多く採用されています。特に化粧品やジュエリーのブランドでは、華やかなブランドイメージを表現する手段として高く評価されています。


3-6.温度変化で魅せる示温ニス



示温ニスは、温度による色変化を楽しむユニークな技術です。
特定の温度帯で色が変わり、温度が下がると元に戻る可逆性を持つのが特徴です。ピンクやオレンジ、ブルーなどのカラーバリエーションがあり、文字や絵柄を隠したり浮かび上がらせたりすることが可能です。

この技術は、消費者に驚きや楽しさを与える用途で広く使われます。例えば、ホットドリンクのパッケージに使えば、温度によってメッセージが浮かび上がる演出が可能です。機能性と遊び心を兼ね備えた加工として、多くのブランドから注目されています。



4.シルクスクリーン印刷がもたらす価値



シルクスクリーン印刷は、独自の技術と多彩な加工によって、印刷物の魅力を大幅に引き上げる手法です。
環境配慮や付加価値の向上を目指す現代の印刷ニーズに応える、革新的かつ柔軟な加工が可能です。以下に、これまでの内容で特に重要なポイントをまとめます。

4-1.シルクスクリーン印刷の主な特徴


・UVニスの活用で環境に配慮しつつ、高い生産性を実現
・部分的なコーティングでデザイン性と美粧性を向上
・多彩な特殊加工(グロス、マット、盛り上げ、蓄光、ラメシルク、示温ニスなど)で多様な表現が可能


4-2.印刷物の用途と魅力


・冊子やパッケージの高級感の演出
・視覚や触覚に訴えるデザイン性の強化
・夜間や温度変化を活用したユニークな表現

これらの特性により、シルクスクリーン印刷は単なる印刷の枠を超え、ブランド価値を高める有力なツールとなります。太成二葉産業株式会社では、この技術を駆使し、お客様の要望に応じた最適なソリューションを提供しています。競争力のある印刷物を通じて、商品やブランドをさらに魅力的に見せるお手伝いが可能です。

ぜひ一度ご相談いただき、シルクスクリーン印刷の持つ可能性をご体感ください!



5.よくあるご質問とその回答



以下に、シルクスクリーン印刷に関するよくあるご質問とその回答をまとめました。

Q1: シルクスクリーン印刷でフルカラー印刷は可能ですか?
A1: シルクスクリーン印刷では、各色ごとに版を作成し印刷を行うため、フルカラー印刷は技術的に難しく、色ズレや品質の低下が生じる可能性があります。そのため、写真やグラデーションを含むデザインの再現には適していません。フルカラー印刷をご希望の場合は、他の印刷方法をおすすめいたします。

Q2: シルクスクリーン印刷で細かいデザインや文字の再現は可能ですか?
A2: シルクスクリーン印刷は、インクを版を通して直接素材に転写する方法であり、細かい線や小さな文字の再現が難しい場合があります。特に、線が細いデザインや小さな文字は、インクが滲んだり潰れたりする可能性があります。そのため、精細なデザインを希望される場合は、他の印刷方法をご提案することがあります。

これらのQ&Aが、シルクスクリーン印刷に関する疑問解消の一助となれば幸いです。その他のご質問や詳細なご相談がございましたら、お気軽にお問い合わせください。

最後までお読みいただきありがとうございます。
次回もよろしくお願いいたします。


> 太成二葉産業の「シルクスクリーン」の詳しい情報はこちらから

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